2009年5月27日水曜日

前の家、写真、おしりの傷




前の家から引っ越してきて、
一年くらいたとうとしていますが、
「前の家」っていうのは
5本の指に入るくらい
つきささる感覚です。

小さい頃、団地にすんでいたのですが、
友達がいっぱいいて、
公園がいっぱいあって、
家は狭かったけど、
風呂場ではすべって転んで、
おしりに一生消えない小さな傷をつけたし、
タコ公園は夏になるとプールになって
大きなタコの滑り台で
みんな遊んだものでした。

8歳の頃に引っ越すことになったのですが、
まったくをもって自分の一部だったものが、
その最後に家の玄関をでた瞬間から
自分の半分を永遠に置き去りにしてきたような感覚を
ずーっといまも引きずっている気がします。
(まさに引きずって、一部こぼしながら)
数ヶ月後に友達にあいに帰ったら、
かつての自分の家にほかの人が住んでいたのが
強烈でした。

昔の家の写真を撮っておくと、
残してきた一部を捕まえられる気がして
安心します。

残っていないものについては
時間とともに忘却されるしかありません。
そのことをふと思い出した時、
何に対してかわかりませんが、
強烈な罪悪感を覚えます。

ただ、
残された写真を見た時、
それは自分の一部では無いことに
気づく事があります。
やっぱり、
それはかつてあったものであって、
永遠に失われてしまった事を感じる為の
疑似体験にすぎないんだなぁと。

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