ネタが枯渇してきた。
好きなものについて思いっきり書いてみようと思います。
いきなり。
今日のテーマは「妖怪」です。
中でも、特に一押しのヤツがいます。
「山彦」
山に登ってほかの山に向かって、
「やっほー」って叫んだら、
「やっほー」って返してくるヤツです。
いまでこそ、
音が山に反射して帰ってきてんだなぁ
ということで、
なんでもないことなのですが、
150年くらい前までは、
音が空気の振動で伝わってるなんて普通の人は知らないでしょうから、
大変な不思議だったのでしょう。
例えば今でも、
部屋の中で、
「あ、お腹すいた」と言った数秒後に、
「あ、お腹すいた」って声が聞こえたら
かなりビックリすると思います。
昔だったら、
やっぱり何かヘンなやつが悪さをしてるんだな
って納得しようとするでしょう。
しかし、面白いのがこいつのデザインです。
下記、江戸時代に書かれた山彦のイラストです。

幽谷響(やまびこ)
画図百鬼夜行/鳥山石燕 1776年

「山ひこ」
百怪図巻/佐脇嵩之 1737年
どちらもかなり、ひょうきんです。
石燕の方は「幽谷響」って当て字を使って
ちょっと怪しい感じにしていますが、
やっぱりひょうきんです。
山にいるんだったら、狸とか狐とか鼬(イタチ)のたぐいだろう、
獣っぽくしちゃえ
ってことでこんなデザインになったんでしょうね。
いたずら小僧+獣でこんなひょうきんなヤツに仕上ったのでしょうか。
こんなヤツらが山で叫んでると思ったら
とっても微笑ましいですね。
江戸時代の人の頭の中の世界は、
とてもゆたかで、ファンタジーです。
ファンタジーを科学の代償とした事によって
今、便利に生きることが出来ているのですが、
同時に失ったものを思うと、
ちょっと寂しい気がします。
ネーロイス
「夜道をゆく旅人がこの月の暈(かさ)を
空気の現象などというたそうだが、
われわれ霊たちは全く違う意見を、
しかも唯一の正しい意見を持っている。
あれは鳩なんだ。おれの娘が、
貝殻の車に乗ってくるのを案内して、
大昔にならいおぼえた独特の、
不思議の飛びかたをしているのだ。」
ファウストより

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